2021年5月15日に第64回全国医学生ゼミナール第3回全国準備委員会(3準委)が行われました。
当日参加させて頂きました4年の実行委員Mよりご報告いたします。
<当日の内容>
◆タイムスケジュール
10:00-10:15 開会式・アイスブレイク
10:15-10:35 全国実委報告①(医ゼミとは)
10:35-11:05 全国実委報告②(メインテーマ・平和企画について)
11:05-12:00 SGD①
(お昼休憩)
13:00-13:20 現地実委報告(新歓報告)
13:20-13:40 全国実委報告③(開催形式について)
13:40-14:15 SGD②
(休憩)
14:30-16:00 北澤先生講演会
16:00-16:20 SGD③
16:20-16:35 閉会式
18:00-20:00 交流会(自由参加)
上述しましたのが当日のタイムスケジュールになります。
続きましてそれぞれの企画についてご説明します。
全国実委報告①(医ゼミとは)
医ゼミの根幹にある理念や、医ゼミで行われる学習の特徴を確認しました。
昨年度の群馬医ゼミで行われた学習内容や当日の様子について紹介し、
初参加の方に向け、医ゼミの魅力もお伝えしました。
全国実委報告②(メイン企画・平和企画について)
メイン企画については、これまでの会議で挙がったメイン企画テーマの候補について
お話しした後、信州において地域医療が盛んである背景から、64回信州医ゼミでは
「地域医療」をテーマとすることを共有しました。
平和企画については医療系学生が平和を考える意義から言及し、現在における平和企画テーマの候補についてお話ししました。東日本大震災から10年目の節目ということもあり、災害医療や被災者の方への精神的なケアについての関心が高かったです。
現地実委報告(新歓報告)
わらわら(長野医ゼミに参加する会)の現地実委Nくんから新歓の報告をして貰いました。
コロナ禍ということもあり9回に渡る新歓全てがオンラインで行われたとの事ですが、入部してくれた新入生も多く、学習会企画を精力的に行っている様子も伺えました。
全国実委報告③(開催形式について)
現時点で予定されている64回信州医ゼミの開催形式についてお話ししました。
基本的にはzoomでの開催という方針で県を跨ぐ交流は行わない予定です。
完全オンラインで行うか、県内での交流のみを認めるハイブリッド形式で行うかは
まだ議論の余地があるということで、今後の話し合いで最終的な決定を下すことになると思います。
北澤先生講演会
長野県の佐久総合病院 副院長の北澤彰浩先生をお招きしてお話をお聞きしました。
佐久病院の初代院長 若月俊一先生の代から受け継がれる「医療の民主化」という精神、古典的な患者と医師という関係性ではなく、地域社会の輪の中で良き隣人として存在する医師像を強く感じられました。また最期を迎えるにあたって避けられない問題となる「死」へのイメージを如何に前向きなものへ変えられるか、という点についてもお話しして頂きました。「死」を終わりではなく人生の完成と考えることが、残された時間が少ないとしても、患者さんがその人らしく生きていくことに繋がるのだというお話でした。
当日の参加者は40人にも上り、意見交流も活発に行われていました。
地域医療の1つのテーマである「民主化」という言葉がありますが、それと同様、「みんな」で作り上げる医ゼミの一端を感じさせられる準備委員会になったと思います。
参加して頂いた皆さん、本当にありがとうございました!!
<当日の様子>