3つの委員会解説
ここでは、医ゼミを運営している3つの委員会について解説します。
医ゼミには準備委員会、現地実行委員会、全国実行委員会の3つの委員会があります。それぞれは役割も違えば構成メンバーも違います。それぞれについて解説しましょう。
準備委員会
準備委員会は年6回行われます。その性質としては、学習会や分科会などの「企画」としての側面と、夏に向けてテーマ議論をする「運営」の側面があります。「企画」としての点はこちらを見てください。
夏の医ゼミは、毎年1つのテーマを設定して参加者全員で議論をします。しかし、夏本番の4日間だけでは少なすぎるので、6回の準備委員会でもテーマにしたがって話し合いをします。そして、その話し合いの内容を夏につなげていきます。
また、第6回準備委員会は総括ということで、夏の反省会を行います。そして次回の医ゼミでその反省点を踏まえた企画が行われます。参加者全員で話し合って決めたいことは、準備委員会で決めます。
現地実行委員会
現地実行委員会とは、その年の開催校(2019年度であれば山梨大学)の学生で組織される委員会です。
主にテーマ議論を行います。毎日でも集まれるので、学内でテーマについての議論を十分に行います。そして、その議論結果を準備委員会にフィードバックしま す。準備委員会で議論された後は、またその結果を現地実行委員会に持ち帰ります。このように議論が細切れにならないように努めるのが現地の大きな役目で す。
また、医ゼミほどの大きな企画を受け入れなければいけないので、用意も行います。学内の交渉ごとや、会場・宿舎の決定。地方自治体などとの交渉など、多くの事務系仕事も行います。
ふつうは開催校(主管といいます)の学生で構成されますが、近隣の学生も 委員として参加することがあります。
全国実行委員会
準備委員会は年6回行われるわけですが、医ゼミほどの大きな企画を創りあげてゆくには年6回の打ち合わせでは少なすぎます。また、 現地実行委員会の仕事とは別に、医ゼミの宣伝や各団体への交渉など、全国単位での事務をこなす組織も必要になります。その組織こそが全国実行委員会です。
全国実行委員会は20名ほどで構成されます。委員は後援団体の一つである医学連の役員と 、現地実行委員会からの代表数名で構成されています。会議は全国準備委員会のない月に開催され、年10回ほど行われます。
委員会の活動内容としては、全国規模での活動の支援です。例えば、各地方にある医ゼミに参加する会への連絡作業、準備委員会の円滑な実施のための用意、問い合わせの窓口などがあります。
医学連と全国実行委員会
全国実行委員会の委員は、医学連の役員が行います。医学連については、下のアドレスを参照してください。
https://www.igakuren.jp
では、なぜ医学連が医ゼミの委員をするのでしょうか。それは、医学連が医ゼミの運営を責任をもって行っているからなのです。医ゼミを行う際に、自治体や医 師会などの各団体と交渉を行います。その時には、しっかりした運営団体があるかどうかを問われることが多くあります。医学連は省庁と交渉を行ったりする認 められた団体です。医学連が医ゼミの運営をバックアップすることで、交渉ごとがスムーズに行くのです。
また、医ゼミを行うときには大きなお金が動くのですが、時には赤字になってしまうこともあります。その際には学生個人に負担がかからないように、医学連が補償をします。
医学連自体も医学生が運営している団体です。医ゼミは学生だけで作られています。